親知らず 抜歯後の鎮痛剤
抜歯は月曜の昼間でした。
そして始まった鎮痛剤ジプシー
月曜…点滴とアセトアミノフェン3錠(看護師さんの指示通り。まじで痛い。)
火曜…アセトアミノフェン5錠(1日4回、最大20錠。6時間開けないと1日持たないけど、そんなに効果が持続しない。だから痛い。)
水曜…アセトアミノフェン4錠(1日5回のめるようにしてみる。でも、減らしたぶん早く切れる気がする。結局、痛い。)
木曜…ロキソニン1錠に変えてみる。効果ある気がして次のタイミングもロキソニン1錠。でも4時間も効果が持続せず、むしろ胃が気持ち悪くなって断念。痛いし、なんだかとっても絶望的な気持ちになる。アセトアミノフェン5錠飲みに戻す。
そして、これはもしやドライソケットなのでは?抜糸予定の月曜までまだ何日もある。。このままでいいのだろうか…てゆーか、もう痛い時間が長すぎて、完全に鬱状態。何を飲んでも痛みが消えないって、しかも、これがいつまで続くのかも分からない。そうだ、近所の病院で、ドライソケットかどうかだけ、診てもらおう…そしたら少しは安心できるかもしれない…!!
親知らず 退院
そんなこんなで戻った我が家。
引き続き子供たちを主人に託し、私は部屋で休みます。
抗生剤は1日3回。
鎮痛剤はアセトアミノフェン。1日4回。最大20錠まで。
鎮痛剤が難しい。病院では3錠ずつしかもらえず、朝の診察で効かないと言ったら5錠まで飲んでよし!と言ってもらった薬です。
5錠飲んでも4時間ももたないのです。
痛み止めがきれるたびにズキズキズキズキ…
退院翌日は作戦変更、4錠ずつ飲んでみることに。しかし当たり前なことに、効果がきれるのが早まり、意味あったんか?という感じ。夜には、2時間で効果が切れ、痛みで目を覚まし、あーーーーーとなって、家にあったロキソニンを1錠飲みました。
そうしたら…どういうことでしょう!
そこから4時間、しっかり眠ることができ、朝10時ころまで実に8時間も痛みから開放されたのです!!
ロキソニンの怖いところは、胃を痛めてしまうこと。でも、1錠で8時間も効果があるならば、アセトアミノフェンを20錠飲むよりいいんじゃない?と思ったわけです。
ところがどっこい。
次にロキソニンを飲んだら、4時間も経たないうちにズキズキと痛みが…。さらに4時間開けて1錠飲んだら、何か動悸がする。。
痛みはひいたけれど、胃がムカムカしています。
…と、今ここ。
3時間ほど前にロキソニンを飲み、さきほどから左側がズキーンとし始めています。
次、私はどちらの鎮痛剤を飲めばいいのでしょう。
そして、この痛み、いつまで続くのでしょう。
私の親不知抜歯体験談。
どなたかの参考になれば嬉しいです。
これかの様子もまた続けてお伝えしてまいります。
親知らず 抜歯翌日
朝6時30分。看護師さんがきてくれて体温チェック。飲み薬の鎮痛剤を飲む。一晩中吐きつづけた血も、ほぼおさまっている。
朝ごはん、やっぱりお粥は粒が痛くて食べられなかったけど、具のないお味噌汁に感動した。
最後の抗生剤の点滴が終わって、同時に針も全部抜いた。夜勤明けで疲れているだろうに、痛くないように気遣ってくれるのが分かり、感謝。
8時30分。外来に呼ばれ、昨日の診察台に乗る。
助手の先生が来て、「何をおぼえてる?」って。
覚えてるいることを話したら、「よかったー!全然覚えてないね!」だって。
私が、青空だーと思いながら夢の中に誘われたあと、右下と左下の親不知は問題なく抜けたらしい。問題は右上。
「全然抜けなくってね!しかもあなたずっと苦しんでて。おかしいな、薬効いてるはずなのに、この子なんでこんなに苦しそうなんだろうって。早くしてあげなくちゃいけないんだけど、ほんとに抜けなくて、違う先生も呼んできて…なんとか抜けたんだけどね。ほんと、レアケースで。」
レアケース…
レアケース…
レア…ケース…
はっ!!!
このとき、私はようやく思い出したのです。
2年前の理事長先生の言葉…
「学会発表レベルの親知らず。」
すっかり忘れていました。
でも、右上はそんなに痛くないんです。痛いけど。なにせ左側が痛くてたまらないんです。
処置の大変さと痛みの度合いはイコールではないらしく、大変な処置だったし、痛みも腫れもしばらくあるだろうけど、来週の抜糸のころには大丈夫なはず!と言われました。
診察してくれた先生は、昨日途中から助っ人できてくれた男の先生。ちょっとぶっきらぼうで怖い感じ。「抗生剤も鎮痛剤も多めに出しとくから!」
抗生剤多めってなに。。あんまり経過良くないってこと?ドライソケットになるのだけは嫌!!と思い、
先生…なんで抗生剤、多めなんですか?あんまり良くないんですか?と聞いてみたら、
「年末だからだよ!それに、来週の抜糸は俺がやるけど、それ以外の日はいねーんだよ!」だそう。
診察室を出るとき
「何かあったら電話くれたら対処はするから!」ってちょっと笑って言ってくれました。
ぶっきらぼうなだけで、根は優しい先生なのかもしれません。
親知らず 抜歯の怖さは後から
日付が変わると、点滴は途中でも新しいものに変えないといけないらしい。そこできた看護師さんに、痛み止めの点滴をお願いする。横になると痛みが増すと言うとクッションを貸してくれた。痛み止めが効いてきて、身体を起こしたまま少し寝た。
また激痛で起きて、夜中なのにトイレに行きたくて、病院のトイレ怖いとか思ってたけど、そんなことどうでもよくなるくらい、とにかく痛い。
過去の自分の懺悔とかして、あのとき、あんな言い方してごめんなさいとか、神様仏様、世界中の神様に手当たり次第お願いして、少しでも、少しでもいいから、この痛みを取って…と思いながら過ごした夜。
陣痛の辛さを少しずつ忘れたように、この痛みもいつか忘れられる日が来るのだろうか。てゆーか、いつまで痛いの、これ。てゆーか、痛みのピークっていつなの?検索魔。でも麻酔切れた直後って書いてる人も、当日の夜って書いてる人も、2日後とか4日後とか、あと、ずっと痛いって書いてる人も…どれが正解なの?って、そりゃまとめれば、人それぞれってことなんでしょうけど、私はこの、当日の夜って書いてる人に賭けたい。私もそうでありたい。
親知らずの抜歯。怖いって思ってた。
でも、怖いのは、その時じゃない(静脈内鎮静法だったからでしょうけど)。
怖いのは、後。
抜いた、後。
親知らず 抜歯後の夜
痛み止めの点滴をしてもらったら、痛みがひいたのか、少し眠れて、でも激痛で目が覚める。時間を開けないと鎮痛剤が飲めないと言われる。
口からはひっきりなしに血が出て、それをティッシュで受け止めゴミ箱に捨てる。
そうこうしてたら、夕飯が運ばれてきた。
お粥…食べられない。粒が痛い。これが食べられなきゃ他に食べられるものがある気がしない。てゆーか、そもそも食欲がない。きっと誰かが一生懸命作ってくださったであろう食事…ごめんなさい、食べられない。
ストローでお茶を飲んだけど、それも痛い。
持ってきたウイダーinゼリー、吸えない。押して一口だけ食べてみる。いらない。
看護師さんがようやく鎮痛剤持ってきてくれた。
飲んで…横になれない。痛みが増す気がする。
もう12時間近くトイレに行ってないけど、いきたくないし、そもそも立てない。
斜め前のベッドの女性は、完食できたらしく、点滴を外せるらしい。私はだめ。
なんだこれ。
泣きたいくらいにきつい。
消灯時間直前、看護師さんに付き添われはじめで歩行し、ついでにトイレも済ませ、ベッドに腰掛けて、ただテレビを眺め、長い長い夜が始まりました。
親知らず いざ
案内されたのは、前回来た診察台。
座ったら口をゆすいで、血圧測定のものを腕に巻かれ、点滴が増やされ、指先にモニターをはめた。
助手の先生が手を触って、「すっごく冷たい!緊張してるの?」って聞いてくれた。「もう眠くなるお薬入れてるからね!」って言われたけど、まだ目の前の風景はしっかり見えてて、駐車場があって、車が並んでて、青空で…
次の瞬間、耳に入ってきたのは「こりゃ大変だ」、そして目を開けたら、見覚えない男の先生。え、すみません、私、覚醒しちゃってるんですけど…!!
と、思った次の瞬間は助手の先生が私に、「抜けた歯、持って帰る?」って聞いていた。
病室から送り届けてくれた看護師さんが「よく頑張ったね!部屋に戻ったら寝ちゃおう。そしたら全部忘れられるから。」って言った。
そして、誰かが看護師さんに「鎮静剤、最大量で使ってるからよろしくね」って言ってた。
次に覚えているのは、車椅子からベッドに移る瞬間の様子。
そしてあまりの激痛で飛び起きたのが、16時過ぎだった。
ベッドサイドには、抜かれた歯。
スマホ見たら、「終わった、今、ベッド戻ってきた。なんかすごい大変だったみたい」と主人に送ったらしいライン。
何があったのかよく分からないけど、送ったラインの時間が正しいならば、私は2時間あの診察台で戦っていたようだ。
親知らず 抜歯当日
大荷物を抱え、いよいよ入院。
大部屋の自分のベッドに案内され、しばらく待つように言われる。
けっこうな時間待っていたら、チラッと覗いた看護師さんに「慌ただしくてごめん!とりあえず荷物入れたりしておいて!!」と言われ、わけもわからず持ってきた荷物を棚に入れ、また待機。。
こんなときのために本を持ってきたはずなのに、何も手につかない。
さらにしばらく待っていたら、点滴持った看護師さん登場。
「じゃ点滴するけど、その格好でいいの?明日の朝まで挿しっぱなしになるよ!」と言われ、慌ててパジャマに着替え。
「痛いの嫌だよねぇ、ごめんねぇ、先に謝っておくねぇ」…って余計に怖いからやめて!っておもった。
無事に点滴を装着し、またひたすら待つ…
あまりに暇すぎて、テレビカードを買いに行く。
戻ってテレビつけたら、3分クッキングやってた。あーこんな料理、また食べられる日が来るんだろうか…
そして、12時5分(受付から2時間経過)。
担当の看護師さんが登場。
「12時30分からやることになったからね、5分前になったら一緒に行きましょうね!」
さんざん待ったと思ったら、その瞬間まであと20分しかないやないかーーい!!
そしたら、その看護師さん、次は斜め向かいのベッドへ。こちらには私と同時刻に受付をしていた女性がいて、どうやら同じく抜歯をする模様。
「えっとねー13時15分からになりますから、5分前にお迎えきますね!」って言ってる。
おお!ということは、私は30〜40分で終わる見込みってことですか?ミヤネ屋始まる前にはここに戻ってきてるってことっすかー??
そして、12時25分。
私は、病室を後にしました。